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「古民家民泊」オープン 築250年、昔ながらの暮らし楽しめる 佐賀市大和町の松梅地区 [佐賀県]

投稿日 : 2019年4月13日 | 最終更新日時 : 2019年4月13日

[西日本新聞]

いろり部屋ではお茶を飲んでくつろぐなどできる
いろり部屋ではお茶を飲んでくつろぐなどできる

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古民家を活用した「笑仲のやかた」
古民家を活用した「笑仲のやかた」

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 静かな山合いにある同地区は、寒暖差を利用した干し柿作りが盛んで、九州有数の産地として知られる。佐賀藩の武士の心得をまとめた「葉隠」を口述で説いた山本常朝に影響を与えたという湛然和尚ゆかりの地でもあり、地域を流れる名尾川では川遊びやホタルの観賞も楽しめる。

民泊に生まれ変わった古民家はもともと近くの江頭嘉隆さん(61)の実家だった。家族が住まなくなってからは、近所の人が家を建て替える際などに使う仮の住まいとして提供。たびたび修繕や改装が施されているが、そのまま残る松材の柱などが建築当時の雰囲気を伝える。

そこに目を付けたのが、同地区でたけのこ観光農園を営む高島賢一さん(58)だった。観光客にゆっくり滞在することで地域の魅力を知ってもらい、活性化につなげようと1年半前に民泊施設化を提案。古民家の整備に取り組んだ。

施設化に当たり、かまどや江頭さんが幼い頃に実際に使っていた鋳物の風呂釜を活用した五右衛門風呂、新鮮な山の空気が味わえるポーチを新設。寝室や居間のほかに実際に使用できるいろりがある「いろり部屋」も目玉の一つだ。

室内には地元の名産品「名尾和紙」を使った灯籠のほか、白黒テレビや昔の店看板など「昭和」をイメージさせる懐かしい品。施設名は江頭さんが「来た人が酒を飲んで笑いたくなるような楽しい場所に」という思いを込めて名付けた。

食事の提供はないが、地元の食材を買ってかまどやキッチンで調理できる。事前に希望すればバーベキューの準備も。「自然いっぱいの松梅地区の良さを体感してもらい、定住につなげたい」と高島さん。

長崎自動車道佐賀大和インターチェンジから車で15分ほどの名尾橋近く。最大5人まで宿泊できる。料金は通常2人で税別1万4千円(3人以上は、1人につき布団代2千円を追加)だが、今月末まではモニター料金として2人で同9千円(同)。

=2019/04/11付 西日本新聞朝刊=