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民泊18件 県内全域へ

投稿日 : 2018年12月18日 | 最終更新日時 : 2018年12月18日

読売新聞 – 2018.12.18

https://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/news/20181217-OYTNT50312.html

  • 上田さんの民泊の一室(6月、出雲市で)
    上田さんの民泊の一室(6月、出雲市で)

 ◇法施行半年

 ◇「田舎ツーリズム」で先行  農山漁村民家に登録促す

 空き部屋に旅行者を宿泊させる「民泊」のルールを定めた住宅宿泊事業法(民泊法)が施行されて半年。県への届け出はスタート時の4件から18件まで増え、県内全域に広がりつつある。これまで、県独自のルールに基づいて宿泊体験などを行ってきた「しまね田舎ツーリズム」を実施する農山漁村の民家にも県は「民泊」への登録を促しており、さらに登録件数は増えていきそうだ。(安恒勇気)

 県によると、法律が施行された6月15日時点での届け出は出雲市内の4件だったが、同月内にさらに4件の届け出があったほか、その後も毎月1~3件のペースで増えている。

 市町村別では、出雲市が6件で最多。そのほか松江市で3件、浜田市で2件、雲南、益田、江津各市、奥出雲、津和野、美郷、隠岐の島各町で各1件となっている。形態としては、すべて民家一棟または一部を貸し出す形だという。

 観光庁の集計などによると、県内の民泊宿泊者数は6~7月が32人だったものの、8~9月には211人に増加。うち約3割が外国人で、中国からが一番多く、フランスや香港からが続くという。届け出の窓口になっている県薬事衛生課によると、宿泊者のゴミや騒音などのトラブルは、県内ではまだ確認されていない。

 出雲市大社町の民家で6月から営む上田麗敏さん(56)の民泊には、6か月で100人以上が訪れた。外国人と日本人の割合は半々だが、1週間程度の長期宿泊者は、ほとんどが外国人。上田さんは「エアビーアンドビーなどの仲介サイトを利用したり、民泊を拠点に周辺を巡ったりするスタイルは、まだ日本人に浸透していない」と分析する。

 一方、県は農山漁村の民家に宿泊して生活体験をしたり、自然や文化に触れたりしてもらおうと、2005年度から「しまね田舎ツーリズム」を推進してきた。

 宿泊や飲食を提供するのに特定のルールを守ることを条件に、しまね田舎ツーリズム推進協議会への登録制度を創設。体験と宿泊、飲食をセットにして宿泊料・飲食料を体験費用に含めることで、旅館業法や食品衛生法に基づく許可を得ずに民家での宿泊を可能にしてきた。ただ、両法の許可を得ない宿泊体験を旅行商品化することに、旅行会社が難色を示すこともあった。

 そのため県は、民泊法施行を機に協議会に登録する宿泊施設(17日現在で220施設)に対して、民泊か、旅館業法に基づく簡易宿所(民宿など)への移行を促す方針に転換。県しまね暮らし推進課は、書類や手続きなどの説明会などを開いている。同課は「法律に基づく民泊が増えることで旅行会社と連携が進み、さらにPRできる」と期待する。