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串本活性化策 早大生が提案

投稿日 : 2018年9月11日 | 最終更新日時 : 2018年9月11日

読売新聞 – 2018.09.11

https://www.yomiuri.co.jp/local/wakayama/news/20180910-OYTNT50301.html

◇天体観測やドローン教室 「体験」重視

 都会の大学生が過疎化などに悩む地方を実際に訪れて活性化策を考える、早稲田大学の「地域連携ワークショップ2018」の成果報告会が10日、串本町の町文化センターで開かれた。聞き取り調査などを行った同大学の学生9人が、民泊やドローンを活用したユニークな観光振興策を提案。田嶋勝正町長や地元の観光関係者が熱心に耳を傾けた。(山口景子)

 ◇観光関係者ら興味

 地域連携ワークショップは、「卒業後、地域に貢献できる人材を育てよう」と同大学が企画。昨年の試行を経て、今年、串本町を含む4か所で実施することにした。

 串本町を訪れたのは、県外出身で様々な学年・学部の9人で、「1泊2日の観光ルートの提案」との課題に挑戦。7月から事前調査を始め、8、9月に計7日間滞在して、樫野埼灯台などの見所を見学したり、観光関係者にインタビューしたりした。成果報告会では、9人は2班に分かれ、約40人を前に練り上げたプランを発表した。

 第1班は、「パンダで有名なリゾート地・白浜町が最大のライバル」とした上で、「対極にある日常の暮らしが串本の武器になる。“おばあちゃんの家”に行く感覚を打ち出そう」と別の魅力を強調する方針を示し、子どもが夜釣りや天体観測を楽しめる民泊プランを提案。さらに、「既存の土産品に特徴がない」として、歴史的に関わりが深いトルコのランプ作り体験を挙げた。

 第2班は、11人に行ったインタビューと171人から回答を得たアンケートの結果を分析。口コミで訪問するリピーターが半数以上だったことから、「ただ観光するのではなく、体験したり学んだりできることが重要」と指摘。観光と教育を掛け合わせた「家族向けの旅育たびいく」と銘打ち、潮岬でドローンを飛ばすプログラミング教室などを提案した。

 会場からは、「思いがけない切り口で驚いた」などの声が相次ぎ、具体的な内容の質問が寄せられていた。参加した政治経済学部4年目次浩之さん(21)は「地元の方と交流するうちに親近感が増し、それまで見えなかった地域の魅力に次々と気付くことができた」と手応えを話した。