一般社団法人日本民泊協会|公式サイト | 民泊 新法で企業の参入加速 物損、けが、訴訟対応…… 商機広がる「民泊保険」 損保各社が特徴アピール

会員ログイン

民泊 新法で企業の参入加速 物損、けが、訴訟対応…… 商機広がる「民泊保険」 損保各社が特徴アピール

投稿日 : 2018年6月26日 | 最終更新日時 : 2018年6月26日

 

毎日新聞 – 2018.06.26

http://mainichi.jp/articles/20180626/ddm/008/010/115000c

民泊のルールを定めた「住宅宿泊事業法(民泊新法)」が15日に施行されたことを受け、大手損害保険各社が民泊向け保険の販売に力を入れている。新法で民泊業者の条件が明確になり、保険が売りやすくなると見ているためで、各社は使い勝手を高めた商品投入で契約獲得を目指す。さまざまなトラブルに対応した保険の提供が、民泊市場の成長を後押しすることが期待される。【竹下理子】

 民泊保険は、民泊事業者が主に加入する保険で、宿泊者が設備を壊したり、施設の不備で宿泊者がけがをしたりした場合などに、補償するのが基本だ。

 民泊事業を行うには従来、旅館業法に基づく許認可が原則必要で、「合法業者」としての参入のハードルが高かった。新法施行後は、都道府県知事などへの届け出で民泊の営業が可能になる一方、違法なヤミ民泊への罰則が強化された。民泊のルールが整備されたことで企業による事業参入も活発化しており、損保各社は「新たな保険市場として期待できる」と意気込んでいる。

 あいおいニッセイ同和損保は新法施行の15日に合わせて、民泊保険の販売を開始。民泊施設の物損補償などに加え、差別的行為やプライバシー侵害、精神的苦痛などを理由に、事業者が宿泊者や近隣住民から訴えられ、裁判で賠償を命じられた場合に、支払いを補償するのが特徴。民泊の実情を分析し、特定の国の客の宿泊を拒否したり、騒音や悪臭で苦情を受けたりといったトラブルが少なくないことを考慮した。

 昨年12月に民泊仲介サイト世界最大手エアビーアンドビー(Airbnb)と包括連携協定を結んだ損保ジャパン日本興亜は、新たな民泊保険の開発を目指している。手始めとして、グループのトラブル対応会社「プライムアシスタンス」が15日から、エアビーを利用した宿泊者から24時間365日、相談を受け付けるサービスを提供。「ベッドが壊れた」「障子が破れた」「鍵をなくした」といったトラブルの相談に乗るほか、必要な場合は現場に駆けつける。同社ビジネス開発部の朝倉完(かん)課長は「外国人宿泊者からも評価されており、ビジネス拡大が期待できる」と話す。

 既に民泊保険を発売済みの損保会社も、特徴的なサービスのアピールに余念がない。

 三井住友海上火災保険は、宿泊者同士のトラブルも補償の対象にしたのが特徴。東京海上日動火災保険は、民泊の登録申請書作成を手伝うサービスを付帯した賠償保険を販売、事業参入を後押ししている。

損保各社の民泊保険の内容・特徴

 あいおいニッセイ同和 差別的行為や精神的苦痛などの損害賠償を補償

 損保ジャパン日本興亜 エアビーと共同開発。グループ会社が駆けつけ支援提供

 三井住友海上火災   宿泊者同士のトラブルも補償

 東京海上日動火災   民泊事業の登録申請書作成を支援