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世界の新規上場が8割増 1~3月、株高が影響

投稿日 : 2017年4月12日 | 最終更新日時 : 2017年4月12日

日本経済新聞 – 2017.04.11

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGD10H35_R10C17A4DTA000/

世界の新規株式公開(IPO)が回復している。2017年1~3月のIPOは380社と、前年同期から8割増え、データがある05年以降で最高になった。資金調達額も360億ドル(約4兆円)と2.6倍に膨らんだ。昨秋以降の世界的株高で投資家の関心が高まり、資金調達がしやすくなっている。成長企業の上場意欲は強いが、ここへきて地政学リスクなど先行き不安材料も浮上している。

調査会社ディールロジックが日米欧やアジアなどを対象に調べた。米国で上場したのは29社。代表例が動画・画像共有アプリ「スナップチャット」運営の米スナップ。新しいサービスを提供する急成長企業の上場が多く、計127億ドルを調達した。

中国も復調が目立つ。136社が上場、100億ドルを調達した。15年夏には、株価急落を受けIPOを一時凍結する規制がなされたが「監督当局が規制を緩和し市場心理が好転した」(新日本監査法人の善方正義シニアパートナー)という。

日本では07年以来の水準となる27社が上場し、1770億円を調達した。ネット調査のマクロミルなど、ファンド傘下で収益力を高めた企業が出口戦略として上場する動きが広がった。

4月以降も「企業の上場意欲は強い」(野村証券の横山千絵・公開引受部次長)。民泊大手の米エアビーアンドビーは「流動性の高い株式市場での公開は意義が大きい」(ブライアン・チェスキー最高経営責任者)と前向きな姿勢を示す。ただ、足元では米国のシリア空爆や、北朝鮮のミサイル発射など地政学リスクが台頭する。リスクイベントが続く中、無理な上場が増えればIPO市場の活気をそぎかねない懸念もある。